「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!

自己啓発本って好きじゃないのですが、タイトルに釣られて読んだら自己啓発本でガン萎えした。

要約

基本的に作者が言っていることはレイヤーの低い人間(視野が狭く、目の前のことや過去のことにしか目がいかない人間)はストコーマ(視覚的・認知的な盲点)が多い、と言うこと。脳は知っていること・興味のあること以外に認識することはできず、自分の殻を破る=自分を変えるためには認識できるものを増やすorずらす必要がある。そのためには明確な目標やゴールが必要となる。なければ過去の延長線上にしか自分はいないため、ストコーマがずれることはない。目標やゴールは実現可能性の低いものである必要がある。(実現可能性の高いゴールは過去の延長からしか考えられず、それはストコーマをずらす作用を起こさない。)

ゼルダの伝説 Breath of the Wild

ストーリー

  • 100年前に厄災ガノンに滅ぼされかけたハイラルを100年の封印から目覚めたリンクが救う
  • ゼルダは一族の中では神的な力を欠いていた末裔だったが、ハイラル王族の責務として古代の研究などにも努めており、親近感のあるキャラクター設定
  • シンプルでわかりやすい1つの筋に、リンクの記憶の回収・退魔の剣・英傑の話など、より本筋を楽しむためのサブメインストーリーがある(メインミッションとゲーム内では表記)
  • 祠の攻略は必須ではなくやり込み要素となっているが、謎解きを信条としているゼルダの伝説シリーズには不可欠な要素

ゲームシステム

  • メインミッションの他に、祠ミッション・サブミッションなどがあり、町民やモブのお願いを叶えてあげることもやり込み要素として面白い
  • 初心者から楽しめるよう、戦闘はなるべく回避できるような設計がされている
    • が、初心者は崖を登って短縮ルートを探すだろうか、と言う疑問あり。正当な道を行くと普通に戦闘させられる。
  • チュートリアルは親切
  • 武器・防具の耐久値は初心者には厳しそう

映像・音楽

  • 音楽はフェードアウト・フェードインの繋ぎが美しく、流石N社といったところ
    • 特に戦闘からの出入りや、マップ移動時の繋ぎ
  • リアル感がありながらも愛されるキャラクター・アイテムを維持

その他

10.25 追記: 飽きさせないことが大切 (クリアまでに飽きないように作りたい)

真実存主義【第1章】

ガブリエルの主張

  • 「心」とは心的語彙の集合
    • 包括的用語
      これが1個の現象や実在として現れることはない
    • 心的語彙は明確な輪郭や対象領域を持たない
      「意味の場」に現れることはない = 心的語彙ひとつひとつは存在しない
    • 意味の場の系列(=存在スペクトル)全体にまたがって存在している
      • 科学の対象領域である「宇宙」にも全ての意味の場の意味の場と仮置きした「世界」にも属さない
      • しかし「精神」1の一部は「宇宙」にも属している
  • 自然主義

    • 形而上学的や認識論的な問題を避け、様々な哲学的立場を織り交ぜた立場
    • 虚構非実在
      • 存在論的身分は心依存度に反比例する
        フィクションなどの存在論的身分は極めて低い
      • 心は脳(=物理的存在)なので実在する
  • 実存主義

    • 包括的用語が1つの現象や実在としては存在せず、集合として複数の意味の場に跨がり存在(?)している
    • 「心」を意味の場に出現させることは形而上学多元論をとるのに等しく、回避の戦略という点で自然科学と変わらない
      包括的用語の存在する意味の場を定義することを避ける

用語

  • 形而上学的二元論
    • 存在は心的な存在と物質的な存在に分かれる
      デカルトの唱えた説だが、本人が問題視している。ガブリエルも疑問を呈している→故に拡張的な考えである多元論を採用しない

疑問点

  • 「精神」と「心」は結局何が違うのか
    意味の場の系列に存在しているのはどっちなのか

  1. (常に変化している)心的語彙の背景にある不変なものを説明する概念

  2. 形而上学的一元論における極北の1つで、物理的対象に特権的な存在を認める論。⇔観念論。心や神に特権的な存在を認める。

真実存主義【序論】

ガブリエルについて

  • 対処領域を「意味の場」とする新たな実在論の構築を試みる

  • 分析系と大陸系の区別を無意味とする

  • 分析系の心の哲学1における自然主義の解体を試みる
    • 心がどのように自然界に収まるか2
      • 疑問: 物理的・生物的プロセスからどのように欲求・信念のような心理的状態が生まれるか
    • 「決定不全性テーゼ」
      • 自然科学だけでは心を十分に理解できない
      • 脳を持つことが心を持つことの必要条件である
        • 分析系に一定の理解を示すも、心脳同一説を否定
        • 脳と心が互いに(自然科学的な意味合いで)影響し合っている点も認める
  • 性質二元論3
    • 同じ足の痛みでも、マラソン直後か日常生活かの状況によって心の感じ方は異なることに言及

筆者の意見

  • ガブリエルは分析系の否定と取り込むことの間で揺れている

  1. 心理現象の性質、行動と脳の関係等を調べる哲学の分野

  2. 本書の土台となる論文のテーマ

  3. 物理的性質は「存在論レベルで心を説明する」ことはできないという立場